目次
FWは何を基準に選ぶべきか?!
私(ゴルフおじさん)含めて、フェアウェイウッド選びで困った経験をお持ちのゴルファーは多いのではないでしょうか?
昨今の流行の「超飛距離系」から、男前な顔つきの「オーソドックス系」など様々なクラブがあるので非常に迷うところだと思います。
個人的には、考えがコロコロ変わってしまう物の、「何を優先するか」が選ぶ時に重要なポイントだと思います。
- 兎に角飛距離
- ティーショットにも使いたい
- フェアウェイから、やさしく打ちたい
- 球筋を打ち合分けたい
- etc...
それにあった、特性のクラブを選ぶ事が最適なクラブを選ぶコツになると思います。
もちろん、シャフト選びも同じような事をポイントに選びましょう。
人気のFW3モデルを徹底試打!
クラブを選ぶ為には、ヘッドの特性の見分ける事が第一です。
そこで、ジオテックゴルフの人気のフェアウェイウッド3モデルを最新の弾道計測器を使用して徹底検証してみました。
名称 | GT F-417 | QUELOT RE16 FW | HSW-V FW |
イメージ | |||
ロフト角 | 15度 | 15度 | 16度 |
ライ角 | 59度 | 59.5度 | 58度 |
重量(ヘッド単体) | 213g | 208g | 210g |
重心高(SS高) | 26.1mm | 25.0mm | 25.3mm |
有効打点距離(SS距離) | 9.6mm | 7.6mm | 11.5mm |
重心深度 | 36.2mm | 36.1mm | 35.5mm |
重心距離 | 34.4mm | 36.3mm | 32.2mm |
重心角 | 27度 | 29度 | 25度 |
左右MOI | 3241 | 3947 | 3300 |
上記のヘッドで、すべて同じ長さでクラブを作成し検証をしました。
ちなみに、シャフトは今話題の「PROTOTYPE RFシリーズ」の6(S)を使用しました。
タイミングが取りやすく、フェアウェイウッドとの相性もとても良いシャフトです。
何より、驚異のコスパが魅力かもしれません。(6,048円/本)
表の項目が分からない場合は、ゴルフクラブヘッドの基礎知識をご覧ください。
テストクラブの弾道計測
今回用意した3本のクラブをジオテックゴルフ直営店のGeoLabo(ジオラボ)に持ち込み、PRGRの最新計測器にて実施しました。
試打テストは、選りすぐり(?)のジオテックスタッフで実施しました。
項目 | テスター1(ゴルフおじさん) | テスター2 |
ヘッドスピード | 47m/s | 43m/s |
平均スコア | 85 | 83 |
フェースローテーション | 少ない(ボディーターン) | やや多い(リストターン) |
それでは、計測結果を踏まえて気になる項目を見ていきましょう。
やはり気になる飛距離性能は?!
やはりフェアウェイウッドでも、飛距離は気になるところですよね?
クラブ | 初速 | 打出角 | バックスピン | キャリー | 飛距離 | 最大飛距離 |
GT F-417 | 64.6m/s | 12.9度 | 3328 | 237.7y | 248.7y | 254.4y |
QUELOT RE16 FW | 65.0m/s | 11.5度 | 3490 | 237.4y | 248.8y | 253.8y |
HSW-V | 64.5m/s | 13.8度 | 3559 | 235.4y | 244.3y | 255.7y |
私(ゴルフおじさん)の結果を見てみると、3モデルとも飛距離に大きく差はなく、高い飛距離性能を確認できました。
細かく見ていきますと、一番低重心で低スピン設計になっている「HSW-V」が最大飛距離を出しているのが分かると思います。但し、低スピン系のデメリットである安定性の低下が平均飛距離が落ちている結果になっています。(私のスイングがいけないのだと思いますが、それは置いといて・・・(-_-))
クラブ | 初速 | 打出角 | バックスピン | キャリー | 飛距離 | 最大飛距離 |
GT F-417 | 62.2m/s | 12.6度 | 3336 | 227.1y | 239.8y | 247.5y |
QUELOT RE16 FW | 61.6m/s | 14.9度 | 2683 | 216.2y | 233.5y | 250.3y |
HSW-V | 62.3m/s | 12.7度 | 2656 | 223.9y | 241.4y | 257.9y |
テスター2の結果をみてみると、キャリーは「GT F-417」、飛距離においては、「HSW-V」の優位性が分かります。
私(ゴルフおじさん)と結果が違うのは、スイングの安定性が最大の要因だと思います。
改めて確認できたことは、低スピン系のフェアウェイウッドが飛距離性能では、優位性があるのは間違いないと思います。
ターゲットを狙える安定性は?!
飛距離も大事ですが、実際にコースで使う上では如何にターゲットを狙っていけるかが重要だと思います。
そこで、今度は安定性を重視してみていきたいと思います。
クラブ | テスター1(ゴルフおじさん) | テスター2 |
GT F-417 | 98回転(フック) | 112回転(フック) |
QUELOT RE16 FW | 61回転(フック) | 699回転(フック) |
HSW-V | 180回転(スライス) | 470回転(フック) |
私(ゴルフおじさん)結果から見ると、やはり低スピン系の「HSW-V」よりも、左右MOIが大きい「QUELOT RE16 FW」が高い安定性を示しています。
対して、テスター2の結果を見ると「QUELOT RE16 FW」がややフックが強い結果になっています。
これは、私(ゴルフおじさん)がフェースローテーションが少なく、テスター2のフェースローテーションが、やや多い事が要因と思われます。
フェースローテーションが少ない場合は、重心深度が深いものや、重心距離が長いものが相性が良い事が多いので、この様な結果になっていると推測されます。
トータル的には、何を選ぶべきか?!
ここまで来て、何を選ぶべきかは概ね見えてきたと思いますが、今回テストした3モデルについて重視ポイント毎に評価してみたいと思います。
名称 | GT F-417 | QUELOT RE16 FW | HSW-V FW |
イメージ | |||
飛距離重視 | 〇 | 〇 | ◎ |
安定性重視 | 〇 | ◎ | △ |
バランス重視 | ◎ | 〇 | △ |
リストターン派 | 〇 | △ | ◎ |
ボディーターン派 | 〇 | ◎ | △ |
自分の重視したい項目を決めて、スイングタイプやフェースローテーションの多さを加味しながら、重心距離と重心深度を考慮して、クラブ選択をしていくのがポイントだと思います。
私(ゴルフおじさん)的には、「QUELOT RE16 FW」と「GT F-417」で非常に迷うところですが、ボールを拾いやすいイメージと適度な大きさ感でライン出しのイメージが自分に合っていると思うので、「GT F-417」がベストマッチだと感じました。また、ティーショットの際の安定感が(上がり過ぎない)事も大きなポイントです。
ジオテックゴルフの人気フェアウェイウッドの「QUELOT RE16 FW」、「GT F-417」、「HSW-V」はもちろん、他にも多数のフェアウェイウッドをご用意させて頂いており、全てのヘッドのヘッド特性である「重心」のデータもすべて公開していますので、ホームページを是非ご覧ください。
専任のフィッティングアドバイザーも、分からない場合は是非お問い合わせください。