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「VANQUISH(バンキッシュ・ヴァンキッシュ)」とは・・・
「2022年!獲れたてシャフト徹底試打レビュー」徹底試打の第3弾は、2022年7月15日発売の、三菱ケミカル「VANQUISH(バンキッシュ)」を取り上げます!
このシャフトは、男子ツアーで有名プロが使用した事で、既に話題になっているので、発表前からご存知の方も多いかと思います。プロは「5TX」を使っている様ですが、「軽る硬で飛ばす!」と言った印象を受けましたが、そこのあたりを、深堀出来ればと思います。
私(ゴルフおじさん)的には、実は先調子系がちょっと苦手なので、温かい目で見て頂けると幸いです(笑) ※ご協力頂きましたメーカー様、申し訳ありません。
「VANQUISH(バンキッシュ・ヴァンキッシュ)」って、どんなシャフト?!
モデル | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
VANQUISH 4 | R2 | 47.3g | 5.4 | 先中 |
R | 48.3g | 5.4 | ||
SR | 49.3g | 5.3 | ||
S | 49.3g | 5.3 | ||
X | 51.8g | 5.2 | ||
TX | 55.3g | 5.2 | ||
VANQUISH 5 | R2 | 52.8g | 4.2 | |
R | 55.3g | 4.2 | ||
SR | 55.3g | 4.2 | ||
S | 56.8g | 4.2 | ||
X | 58.8g | 4.1 | ||
TX | 59.8g | 4.0 |
軽量分野で新たな歴史を創る
超精密軽量ブランド「VANQUISH™」誕生。
2022年7月、三菱ケミカルは、あらゆるゴルファーに再現性の高いインパクトを提供する事を目標とした新しい軽量BRAND「VANQUISH™」を発売いたします。
VANQUISH™は三菱ケミカルの誇る設計・生産・管理技術を結集させることで、超高水準品質を実現しています。プロだけでなく全てのゴルファーから良質なフィッティングが求められる新時代に突入したいま、その発展を目指すブランドとして誕生しました。高品質・高性能の新たな軽量BRANDを展開することで、フィッティングの精度と幅を広げ多くのプレイヤーの期待に応えます。
※三菱ケミカル社ホームページより引用
「VANQUISH(バンキッシュ・ヴァンキッシュ)」試打開始です!
今回は、ジオテックゴルフの「GT9 SLE」ドライバー(カチャカチャ式)の9.5度を使用して試打を行いました。
【ヘッドのご紹介】
ジオテックゴルフ GT9 SLEドライバー "圧倒的な飛び+やさしさ"シャフトアダプタ式の最新モデルで、広いスイートエリアと高いエネルギー伝達効率、拘りの打感で、高い評価を頂いています。ゴルフ体験主義の記事は、コチラ>>> |
試打結果は、こんな感じでした・・・
ボール初速 | 69.1 m/s |
打出角 | 16.8 度 |
バックスピン | 1606 rpm |
平均飛距離 | 280.72 ヤード |
最大飛距離 | 281.3 ヤード |
飛距離のブレ | 1.8 ヤード |
方向性のブレ | 6.34 ヤード |
※試打の平均データです
前述の通りですが、「先調子系が苦手な私(ゴルフおじさん)」が打ったとは思えない、驚きのショットのまとまりでした!(本人が一番驚いています・・・)
【ゴルフおじさん】的な試打レポート(めっちゃ主観です)
今回の試打は、VANQUISH 5Xで行いましたが・・・
第一印象は「先中?左いかないな~!バシッと打てる!!」
正直なところ、私(ゴルフおじさん)的には、「プロが使っているのは、TXで硬くないと左に行くんだろう・・・」と思っていました。
ところが、打ってみて先入観は持ってはダメだと反省させられました。申し訳ありませんm(__)m
だからと言って、つかまらないのではなく、むしろショットメイクしやすい操りやすさと、飛距離性能が非常に高いバランスで融合しているのだと感じました。
ウォーミングアップで軽く打った際も、最初は軽いフェード・・・
この時点で、本当に「おやっ?!」と思いました。
今度は、つかまえようと打って行くと、適度につかまるドローボールが、簡単に出てくれました。
私(ゴルフおじさん)的には、持ち球がフェードであり、ドローを意図的に打つ事は少ないのですが、その為、「ドローを打てるクラブ」に対する条件は高く、曲がり幅が計算しやすく、安心して右に打ち出せ事が絶対条件になるのですが、この「VANQUISH(ヴァンキッシュ)」は、いとも簡単にその条件をクリアしてくれる「魔法の先中シャフト!」と思いました。
前置きが長くなりましたが、ここから実践モードにギアを上げて試打をしていきます。
結果は既にみて頂いているので、一目瞭然だと思いますが、糸を引くような同じ軌跡を描いて飛んでいきました。
ショット毎の詳細な数値を確認しても、1球だけ非常に軽いフェード回転(サイドスピン173回転)でそれ以外は非常に軽いドロー回転(平均サイドスピン:103.6回転)は、私(ゴルフおじさん)的には、見た事もない様な数値のまとまりでした。打出し方向も安定していたので、結果的に飛距離も左右方向もブレが殆どない結果で、
「?! 本当に(苦手な)先中?・・・」
今回は、VANQUISH 5Sもご準備頂いたので、打ち比べというか、ヘッドスピードを少し落として、球筋を打ち分ける事を重視した試打も行いました。
※先にお断りですが、球筋を打ち分けているので、左右にボールが散っています。
結果は・・・
・青が意図的なフェードボール
・黄色はドローのミスショット(ご愛敬と言う事で・・・)
・その他がドローイメージのショット
私(ゴルフおじさん)的には、十分打ち分けていけてる印象を持てた結果になっていました。
Sフレックスを打ってみて感じた感想としては、当たり前かもしれませんがショットメイク(ホールによってドロー、フェードを打ち分ける)をするのであれば、フレックスを落とす方がタイミングが取りやすい事と、クラブパスを変えているフィードバックを感じやすい印象で、私(ゴルフおじさん)的には、あっていると感じました。
逆に「バシッ!」と打って行きたい方は、折角TXまで設定が(4も5も)あるので、硬いフレックスにチャレンジしてみると良いと思いました。
補足:今回はコースでの試打も行いましたが、事前の試打の印象通りの結果であった事は変わりありませんが、構えた時のこの黒基調なシャフトデザインは、私(ゴルフおじさん)的には、構えやすく凄く好印象でした。
【ゴルフおじさん】的、こんな方にオススメ!
私(ゴルフおじさん)は自称フェードヒッターで、元調子系が得意な(好き)なんですが、多くのゴルファーに「先中調子」と言う事で食わず嫌いをしないで食べて・・・試していただきたいです!!
・軽いシャフトを、しっかり振って曲がらないで欲しいゴルファー
・軽いシャフトでも、シャフトの挙動を活かしつつショットメイクをしたいゴルファー
こんなゴルファーに特におすすめできるシャフトだと思います。
対象者がめちゃくちゃ多いシャフトだと思います!!
三菱ケミカル公式ホームページ https://www.mitsubishichemicalgolf.jp/
ジオテックゴルフ公式ホームページ:https://www.geotechgolf.com/
ジオテックゴルフなら、三菱ケミカル社のシャフトをラインナップしておりリシャフト(シャフト交換)なども承っていますので、ホームページを是非ご覧ください。