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2022年!獲れたてシャフト徹底試打レビュー「GEOTECH 無双(MUSO) 藍(HZM)・黒(HGK)」編

「ジオテック 無双(MUSO) 藍(HZM)/黒(HGK)」とは・・・

ジオテックゴルフのヒットシャフトの「無双シリーズ」に、新たなラインアップが追加されました!

その名も・・・

「飛距離こそ正義
無双 HZM 藍 / 無双 HGK 黒

歴代の無双(MUSO)シリーズシャフトは、軽量、長尺、超飛距離重視など、個性豊かなモデルを多くラインナップされてきたシリーズです。

【歴代MUSOシリーズ】

 

【初代MUSOシャフト】

その歴史は、2012年の初代無双シャフトから始まっています。当時は「4軸カーボン」がある種のトレンド的な時代でした。

【新世代MUSOシャフト 無双 HZM 藍 / 無双 HGK 黒】

今回は、ゴルファーのスイングタイプに分けられる2タイプが、同時発売されました。また、昨今のシャフトの価格の中においては、リーズナブルな価格設定も大きな魅力になっているシャフトです。
性能等は、後程レポートします!

前置きが長くなりましたが、しっかりシャフトの事を見ていきたいと思います。

「無双(MUSO) HZM 藍 / 無双(MUSO) HGK 黒」メーカー公式サイト


「無双 HZM 藍 / 無双 HGK 黒」って、どんなシャフト?!

モデル フレックス 重量 トルク 調子
無双 HZM 藍 R 57.0g 4.5
SR 58.0g 4.3
S 60.0g 4.3
無双 HGK 黒 R 65.0g 3.3 中元
SR 66.0g 3.3
S 68.0g 3.3

 

無双 HZM 藍
厚いインパクトゾーン・ボールのスピン量を抑えた、高い打ち出し角で飛距離アップを実現。
また、シャフト全域のねじれやしなりすぎを抑えることで、自然でスムーズなインパクトゾーンで球をとらえることが出来ます。

無双 HGK 黒
シャフト全域のねじれ感を抑えつつ、インパクトゾーンでの鋭い振り抜きがより厚いインパクトによる強弾道を実現してくれる。
また、手元側がしなるモデルでありがちな極端な低スピンにはなっておらず、且つ、ヘッドの挙動を効果的に安定させる為、方向性もさらに強化。

※ジオテックゴルフコンポーネント社ホームページより引用

 


「無双 HZM 藍 / 無双 HGK 黒」試打開始です!

今回は、ジオテックゴルフの「GT9 SLE」ドライバー(カチャカチャ式)の9.5度を使用して試打を行いました。

【ヘッドのご紹介】

ジオテックゴルフ GT9 SLEドライバー
"圧倒的な飛び+やさしさ"シャフトアダプタ式の最新モデルで、広いスイートエリアと高いエネルギー伝達効率、拘りの打感で、高い評価を頂いています。

ゴルフ体験主義の記事は、コチラ>>>

 

試打結果は、こんな感じでした

【無双 HZM 藍】

ボール初速 68.6 m/s
ミート率 1.462
打出角 17.68 度
バックスピン 1594 rpm
平均飛距離 277.9 ヤード
最大飛距離 281.5 ヤード
飛距離のブレ 6.3 ヤード
方向性のブレ 13.38 ヤード

※試打の平均データです

自称フェードヒッターの私(ゴルフおじさん)なだけに、つかまるシャフトであったので無意識のうちに「逃がして」打ってしまっていた様です。。。
但し、それでも球が良く集まっている事と、高打出・低スピンになっているのは、「つかまったフェード」になっているあかしだと思います。

【無双 HGK 黒】

ボール初速 69.6 m/s
ミート率 1.495
打出角 15.98 度
バックスピン 1802 rpm
平均飛距離 280.2 ヤード
最大飛距離 282.8 ヤード
飛距離のブレ 6.6 ヤード
方向性のブレ 19.8 ヤード

※試打の平均データです

1球だけ左に、ヒッカケが出てしまっていますが、基本的にフェード系の球(ゴルフおじさんの持ち球)で安定して、打出角とスピンも適度なところでまとまっていると思います。
平均飛距離がしっかり280ヤードまで言っている事と、ミート率の高さはとても好印象でした。


【ゴルフおじさん】的な試打レポート(めっちゃ主観です)

今回の「無双 HZM 藍 / 無双 HGK 黒」は、高い性能(飛距離、操作性)と圧倒的な「低価格」(22,000円 ※2022年7月現在)をバランス出来ている事はゴルファーにはとっても「優しい設計」だと思います。

それぞれ、特性と重量帯も違っており、ドライバーであれば明確なターゲット像をイメージしやすいシャフトだと言えます。
重量で言えば、無双 HZM 藍は57g~60g、無双 HGK 黒は65g~68gと重量帯が分かれており、他社でありがちな50g台、60g台などの区切りを跨ぐような重量設定も特徴的ではないでしょうか。

シャフト特性としては、私(ゴルフおじさん)的に大雑把に言ってしまうと、無双 HZM 藍は「手元しっかり、先が走る」。無双 HGK 黒は「手元ゆったり、先はしっかり」。という分け方が出来ると思います。

ここからは、それぞれの試打の感想に・・・

無双 HZM 藍は、兎に角ヘッドを軽快に走らせてくれる印象で、ヘッドスピードは無双 HGK 黒と比較しても平均で0.5m/s早く(ミート率が下回って初速は逆転しています。これは私(ゴルフおじさん)の技量です・・・)振っていてとても気持ちいシャフトです。ヘッドが軽快に走ってくれるのが感じやすく、右へのミスが消せるイメージを持ちやすいシャフトです。
但し、重量を見て頂いても分かりますが、普段50g台のシャフトのSフレックス以下を使っている方は、フレックスは無理せずSRフレックスなども検討してみて頂いた方がいいと思うくらい、全体の剛性感はあります。逆に言えば、しっかり振っても暴れないので操作性が非常に高い、走り系シャフトです。

他社シャフトでイメージすると、フジクラシャフトのSPEEDER Evo7なんかがイメージに近い気がします。(個人的な主観です)

無双 HGK 黒は、ワッグルした感じから「パリッ!」というか、「ガチッ!」というか、そんなしっかり感があり、無双 HZM 藍に比べるとハードな印象を受けます。
しかし前述の通り、「手元ゆったり、先はしっかり」系のシャフトで、私(ゴルフおじさん)的には好みのタイプなので、超本気モード(いつも本気ですが・・・)で試打をしました。
打出角は、無双 HZM 藍に比べるとやや低いものの、十分に高弾道で低スピンのバランスがとれた弾道を打っていけました。試打データの中に1球ヒッカケが出ていますが、その範囲も十分許容できる範囲の曲がりであり、基本的にフェード系で安定しているので、しっかり打っていける安心感があります。
無双 HZM 藍の所でも書きましたが、重量がSフレックスで68gと重量級のシャフトなので、フレックスはくれぐれも無理せずフレックス選びをして頂きたいです。
誤解を恐れずに言えば「手元ゆったり」とは言っても、しっかり感が強いので、ドライバーで使用する場合は、一定以上のヘッドスピードか、バランスを軽めにセッティングする必要があると思います。

他社シャフトでイメージすると、古いシャフトになりますが、UST V2(75以上)や、フジクラシャフトのVENTUS BLACKなんかがイメージに近いく、いい意味で「棒っぽい」気がします。(個人的な主観です)

この価格で、このパフォーマンスは、自信を持ってお勧めできます。


【ゴルフおじさん】的、こんな方にオススメ!

無双 HZM 藍は・・・
・シャフトにしっかりボールを上げて(つかまえて)欲しいゴルファー
・スイングテンポがやや速いゴルファー
・キャリーでしっかり距離を出したいゴルファー

無双 HGK 黒は・・・
・振った分だけ飛んで欲しいゴルファー
・スイングテンポがゆったり目のゴルファー
・FWなどの「飛距離ではなく操作性重視」のシャフトが欲しいゴルファー

無双 HZM 藍 / 無双 HGK 黒」は、前述の通り、個性がはっきりと分かれているので、ゴルファー基準だと明確に分かれますが、クラブ基準で見ると重量さも考慮しドライバーは、無双 HZM 藍。FWは、無双 HGK 黒。などのセッティングも選択肢としてありだと思います。


ジオテックゴルフ公式ホームページ(無双 HZM 藍 / 無双 HGK 黒 リストページ):https://www.geotechgolf.com/


ジオテックゴルフなら、各社のシャフトをラインナップしておりリシャフト(シャフト交換)なども承っていますので、ホームページを是非ご覧ください。

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