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「TOUR AD CQ(ツアー AD CQ)」とは・・・
「2022年!獲れたてシャフト徹底試打レビュー」徹底試打の第7弾は、2022年10月7日発売の、「TOUR AD CQ(ツアー AD CQ)」を取り上げます!
有名男子プロが使用している事は、既に多く知られている「TOUR AD CQ(ツアー AD CQ)」ですが、グラファイトデザインで久しぶりの「先中調子」のシャフトと言う事も、話題のポイントではないでしょうか。
昨今の大型(大慣性モーメント)ヘッドとの相性などから需要があるのかもしれませんが、私(ゴルフおじさん)的にも、とても興味のあったシャフトで、男子プロも使う「先系調子」のシャフトは、今年のシャフト中でも注目度が高いのではないでしょうか?!
グラファイトデザインの「先中調子」として連想したのが、「TOUR AD EV」でしたが、メーカー様のモデル別マップを見ると以前に、「TOUR AD MJ」が居た様な・・・(間違っていたらごめんなさい)
そこら辺を気にしながら、試打レビューをしてみます。(いつも、ありがとうございます)
「TOUR AD CQ(ツアー AD CQ)」って、どんなシャフト?!
モデル | フレックス | 重量 | トルク | 調子 | レングス |
TOUR AD CQ-4 | R2 | 47.0g | 6.1 | 先中 |
46 |
R1 | 48.0g | 6.1 | |||
S | 49.0g | 6.0 | |||
TOUR AD CQ-5 | R2 | 52.0g | 4.6 | ||
R1 | 53.0g | 4.6 | |||
S | 56.0g | 4.5 | |||
X | 58.0g | 4.5 | |||
TOUR AD CQ-6 | SR | 62.0g | 3.4 | ||
S | 64.0g | 3.4 | |||
X | 64.0g | 3.4 | |||
TX | 67.0g | 3.4 | |||
TOUR AD CQ-7 | S | 72.0g | 3.2 | ||
X | 74.0g | 3.2 | |||
TX | 76.0g | 3.2 |
先調子系でつかまる、「飛び」の次世代モデル
ムチのようなしなり、インパクトへの加速感をイメージした、つかまりの良いモデル。
手元の剛性を高めながら全体の剛性にメリハリをつけることで、切り返しやすくインパクト前後のスピード感UPを狙っています。軽やかな走り感と力強い高弾道で、戦略的なショットを可能にします。40g台から70g台をランアップ。60、70g台にはTXフレックスを追加。※グラファイトデザイン社ホームページより引用
「TOUR AD CQ(ツアー AD CQ)」試打開始です!
今回は、ジオテックゴルフの「GT9 SLE」ドライバー(カチャカチャ式)の9.5度を使用して試打を行いました。
【ヘッドのご紹介】
ジオテックゴルフ GT9 SLEドライバー "圧倒的な飛び+やさしさ"シャフトアダプタ式の最新モデルで、広いスイートエリアと高いエネルギー伝達効率、拘りの打感で、高い評価を頂いています。ゴルフ体験主義の記事は、コチラ>>> |
試打結果は、こんな感じでした。
ボール初速 | 68.7 m/s |
打出角 | 16.7 度 |
バックスピン | 1519.6 rpm |
平均飛距離 | 278.38 ヤード |
最大飛距離 | 279.5 ヤード |
飛距離のブレ | 2.9 ヤード |
方向性のブレ | 12.16 ヤード |
※試打の平均データです
弾道を見て頂くとわかると思いますが「先中調子」でありながら、しっかりとヘッドを加速させながら右に打ち出せている事。それでいてスライスせずにしっかりとつかまり、意図的なドローボールも綺麗に打てているところは、今まで打って行き先系調子シャフトとは違う感じでした。私(ゴルフおじさん)的には、「左目に行くのかな?」と言うイメージで試打を開始しましたが、それをいい意味で払拭してくれました。
流石、TOUR AD「Conquest(CQの由来:征服)」!!
【ゴルフおじさん】的な試打レポート(めっちゃ主観です)
ここからは、実際の試打の感想をじっくり書いていきたいと思います。
手元が金色で、先が黒いデザインから来る部分もあるかもしれませんが、ワッグルした印象は先端よりに若干重量感を感じながらも、中間部から先端にかけてヘッドを押してくれそうな力強さを感じます。素振りしても印象は変わらずヘッドの加速感をしっかり感じ取れます。(この段階では、まだある事に気付いていませんでした・・・ 後ほど・・・)
実際に打ってみます・・・
「あれ?! 右に飛んだ!????」
正直、前述の通り左目に出やすいシャフトなのかと思いましたが、本当に驚きました。(ミスショットの感覚ではなかったので・・・ と今でも信じてます(笑))
少しつかまえるつもりでショットすると、右に打ち出して綺麗なドローボールがでました。
ここで、考えます・・・
(ゴルフおじさん頑張りました・・・)
ここからは、ゴルフおじさんが考えた(推測した)内容なので、事実と違うかも知れませんが、私の感じた事とボールの行方からの考察(個人の感想)と思ってください。
難しい表現なので、どこまで文章で伝わるか(私の文章力が・・・)わかりませんが、書いてみます(笑)
このシャフトで特筆すべき事が2つあると感じます。
1)シャフトを中心に考えた時に、ヘッドが加速する動き(しなり戻り?)が多いわりには、ヘッド(フェース)を回転(ねじれ戻り?)が少ない。
この挙動に関しては、本当に説明が難しいのですが、先中調子らしいヘッドの加速感がある割には、フェースが左に向かない。
従って、初速は早く、打出しも高く、即左に飛んでいくわけではない。
2)先端の動きを、スイング(力感? タイミング?)で操作がしやすい。
こちらは、前述の通り左に行くわけではないのですが、スイングによってフェースを左に向ける事も、逃がすこともできる(挙動として手応えもある)ので、ボールをコントロールしやすい。
但し(ここ重要です)、私(ゴルフおじさん)の技量では、コントロールする為の技量が不足しているとも感じた事と、重量とフレックスがゴルファーに今まで以上にマッチしている事(ややセンシティブな世界でのコントロール性の為)が、ポイントになります。
※ゴルフおじさんは、基本的にシンプルなスイングで、シンプルに打ちたいので、この様なコントロールが苦手なだけとお考え下さい。
結果的に、今まで感じた事が無い挙動の「先中調子」のシャフトであると思います。
屋外で打っても、ボール初速と、弾道の高さは非常に安定感があり、高い性能を感じ取れました。私(ゴルフおじさん)的には、これを気持ちフェード目のイメージで打って安定させたい様な感じがしました。(ドローでコントロールするのが苦手なので・・・)しっかり、右のイメージも出せるのがこの「TOUR AD CQ(ツアー AD CQ)」良いところだとも思います。
前述した「先中調子」としてイメージした「TOUR AD EV」ともシンプル過ぎる印象とも違い、「TOUR AD MJ」の様な粘っこさとも違う、とても進化を感じられる仕上がりで、男子プロも使うのが納得できるシャフトだと思いました。
そういえば、「EV」も「MJ」も、石○遼プロが使っていましたね! もちろん、「TOUR AD CQ(ツアー AD CQ)」も使っているようですね!
【ゴルフおじさん】的、こんな方にオススメ!
「かんたんにシャフトでつかまえたいから、先系シャフト」と言うゴルファーよりも、ある程度コントロールできるゴルファーに向いていると思うので・・・
・しっかりと、つかまった強い球を打ちたいゴルファー。
・フェード、ドローを自分のスイングで打ち分けたいゴルファー。
・初速を上げながら高い打出角で安定させたいゴルファー。
こんなゴルファ以外にも、上級者好みのシャフトだと思いますので、是非試打してみてください。
グラファイトデザイン公式ホームページ https://graphitedesign.gd-inc.co.jp/
ジオテックゴルフ公式ホームページ:https://www.geotechgolf.com/
ジオテックゴルフなら、各社のシャフトをラインナップしておりリシャフト(シャフト交換)なども承っていますので、ホームページを是非ご覧ください。