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シャフト徹底試打レビュー「SPEEDER NX GOLD(スピーダー NX ゴールド)」編

お詫び・・・

「SPEEDER NX GOLD(スピーダー NX ゴールド)」とは・・・

「シャフト徹底試打レビュー」徹底試打の2025年の第5弾は、2025年9月に発売された、「SPEEDER NX GOLD(スピーダー NX ゴールド)」を取り上げます!

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連載過去記事:「シャフト徹底試打レビュー」

フジクラと言えば、「スピーダー(SPEEDER)」と言える、代名詞的なシリーズの最新モデルの「SPEEDER NX GOLD(スピーダー NX ゴールド)」。

過去には(途中に派生モデル等もありますが・・・)、「SPEEDER(無印)」、「Motore SPEEDER」、「SPEEDER Evolution」、そして現行モデルの「SPEEDER NX」とつながり、

「SPEEDER NX」も「NX(ブルー)」、「NX グリーン」、「NX ブラック」、「NX バイオレット」に続く、「SPEEDER NX GOLD(スピーダー NX ゴールド)」となります。

過去にも「スピーダーシリーズ(過去記事)」の、試打レポートを行っています。シリーズ通して、ヒット作ばかりのシャフトなので、気合を入れて試打レポートを開始します。


「SPEEDER NX GOLD(スピーダー NX ゴールド)」って、どんなシャフト?!

モデル フレックス 重量 トルク 調子 レングス
NX GOLD 40 R2 44.0g 5.8
46
R 44.0g
SR 45.5g
S 47.0g
NX GOLD 50 R 50.5g 4.6
SR 52.0g
S 53.5g
X 55.0g
NX GOLD 60 SR 60.5g 3.5
S 62.0g
X 63.5g
NX GOLD 70 S 72.0g 2.8
X 73.5g

 

しなりとトルクの黄金比率
NX史上 “最”高初速&”最”強弾道

高初速&強弾道で高い支持を集めたNXGREENをベースに、新テクノロジー「DHX」を搭載し
一体感の増したスムーズな振り心地を追求、手元側の剛性を抑えタメを作りやすくしヘッドスピードアップへと導きます

※藤倉コンポジット社ホームページより引用

 


「SPEEDER NX GOLD(スピーダー NX ゴールド)」試打開始です!

試打結果は、こんな感じでした。

ボール初速 62.8 m/s
打出角 12.4 度
バックスピン 2020 rpm
平均飛距離 258.6 ヤード
最大飛距離 261.0 ヤード
飛距離のブレ 6.0 ヤード
方向性のブレ 10.6 ヤード

※試打の平均データです

見ていただいてわかると思いますが、1球だけ左に行っていますが、それを入れてもセンターから右に安定して集まっているのは、安心してコースで使いやすい感じで、私(ゴルフおじさん)的には「コースで使える」を感じさせてくれるところが良かったです。
恐るべし、「しなりとトルクの黄金比率」!!


【ゴルフおじさん】的な試打レポート(めっちゃ主観です)

【見た目・コスメについて・・・】

「SPEEDER NX Violet(スピーダー NX バイオレット)」から変わったデザインを踏襲し、メインカラーを名前の通りゴールドになっています。
手元が黒いので、黒いグリップとの相性も良く、私(ゴルフおじさん)的には黒いグリップを入れる事で、グリップからシャフトの黒い部分の先端までが一体に見えて、見た目から感じるクラブの長さが適度に短く感じてしっくりきます。
ゴールドの色味も、下品でなくそれでいて存在感があります。例えて言えば日産の名車「180SXのシャンパンゴールド」の様な色味でしょうか?!(例えが、おじさんですね・・・)

 

【ワッグルしてみて・・・】

第一印象は・・・

あれっ?!スピーダー?
想像より手元がやわらかく感じる!

でした・・・

ワッグルのフィーリングとしては、中間(やや先端より?)の剛性感を感じるというか、グリップの中まで感じる手元部の、僅かなやわらかさ(剛性のコントラストから感じる程度)を感じてこの第一印象になっていると思います。元よりの調子が好きな私(ゴルフおじさん)にとって、ワクワクする印象で好結果を期待させてくれました。

 

【実際に打ってみて・・・】

ウオーミングアップ程度に軽く打って行くと、「SPEEDER NX Green(過去記事)」で感じた、やや右に打ち出しやすい感じ(いい意味です)を感じました。それでいて、「SPEEDER NX Green(過去記事)」と違い勝手につかまえてくれる感じがあるので、きれいなドロー系回転のボールで纏まってくれます。

ここから、本気モードの試打に入ります!

結果から言うと、「SPEEDER史上一番の優等生!」と感じられる、タイミングの取りやすさ、ボールのコントロール性、加速感など、総合的に高いパフォーマンスを発揮してくれます。
SPEEDER NX Green(過去記事)」の後継モデルとして位置づけられている「SPEEDER NX GOLD(スピーダー NX ゴールド)」ですが、打ち出すイメージなどから、あえて言えば「SPEEDER NX Green(過去記事)」の後継という感じで、歴代モデルそれぞれで得られたノウハウを集結させてあるような印象の性能を感じます。

打ってみて一番印象的なのは何といっても、いい意味で期待を裏切ってくれた「SPEEDERらしくないタイミングの取りやすさ」です。最初にワッグルした際に感じた手元部の「僅かなやわらかさ」が影響しているのかもしれませんが、スイング中にクラブの所在もわかりやすく、切り替えしでの間の取りやすさもありつつ、神経を使うようなシビアさもないのでスイングしていて終始不安を感じさせません。これは「VTC(バリアブル・トルク・コア)」の影響も大きいのではないかと、私(ゴルフおじさん)的に考えます。

自然に打っていくとオートマチックに、ボールはやや右に打ち出し、つかまった中弾道で飛んでいくってくれます。スライスしてしまうこともなく、左に巻いてしまうこともないのです。計測値を見てもサイドスピンも少なく纏まっているので、ここも安心ポイントではないでしょうか。

シャフトの挙動としては、切り替えしで軽く手元でのしなり感を感じながら、インパクトからフォローにかけて、「スーーッ」とシャフトが前に進んでくれる(いい意味で、走るという表現とは少し違う、コントロールしやすそうなイメージ)ので、スライスのミスを連想させることもない、安定したつかまりと、高い初速をシャフトの働きで実現できるのだと、体感できました。

ここからが、一番の特徴かもしれませんが、「SPEEDER NX GOLD(スピーダー NX ゴールド)」はどんなシャフトと一言で説明すると、

誤解を恐れずに言えば・・・
「誰にでも、安心しておすすめできるシャフト」

ではないでしょうか?!
「これは打てない」というコメントするゴルファーは殆どいないと確信を持てるような、総合力の高さが印象的なシャフトだと思います。

但し、試打をしていて気になった点があるのですが、前述の様に前置きで「自然に打っていくと」と書いてあることに理由があるのですが、ゴルファーが「大きな意図」(飛ばしたい、大きくドローさせたいなど・・・)を持ってスイングしていくと、ややトウよりにミスしやすいように私(ゴルフおじさん)は感じたので、オートマチックなシャフトとして自然体でスイングしていくことが、最大のパフォーマンスを発揮するのではないかと感じました。それでも、「飛ばしたい」と思ってしまうのがゴルファーの性。なので、試打をする際に強弱をつけつつ試打を行って、自分にあった重量とフレックスをしっかり選んでいただけることが、いつも以上に重要だと思います。

私(ゴルフおじさん)が感じたイメージを図解してみました・・・・

今までのモデルの「いいとこどり!」的な、圧倒的な完成度があるといって間違いないと思います。

 

【ゴルフおじさん的、魅力的なポイント・・・】

  • スイング中にタイミングが取りやすいこと。
  • シャフトが自然にボールをつかまえてくれること。
  • 飛距離と方向性などの性能が高次元でバランスしていること。

 

【ゴルフおじさん的、要注意ポイント・・・】

  • ドロー回転は絶対NGなゴルファーにあわない。
  • 球が上がりやすいシャフトではない。
  • シビアなコントロールをしたいゴルファーにあわない。

 


【ゴルフおじさん】的、こんな方にオススメ!

ここまで色々書かせて頂きましたが、こんなゴルファーにオススメしたいです。

・ドライバーショットのプレッシャーを軽減したいゴルファー。
ドローでしっかり攻めてフェアウェイを狙っていきたいゴルファー。
・ドライバーに悩んでわからなくなってしまったゴルファー。

多くのゴルファーにとって救世主になってくれるシャフトだと思います。是非一度試打してみてください。


 

藤倉コンポジット公式ホームページ:https://www.fujikurashaft.jp/

ジオテックゴルフ公式ホームページ:https://www.geotechgolf.com/

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