2022年!獲れたてシャフト徹底試打レビュー「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」編

「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」とは・・・

「2022年!獲れたてシャフト徹底試打レビュー」徹底試打の第9弾は、「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」を取り上げます!

今回の「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」は、14作目の「ATTAS(アッタス)」になるのですが、14代目「ATTAS(アッタス)」ではなく、「The ATTAS」のV2(バージョン2)との事の様です。

「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」は、今までの流れを変えてまで発売する「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」の進化をしっかりレビューさせて頂ければと思います。


「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」って、どんなシャフト?!

モデル フレックス 重量 トルク 調子 レングス
The ATTAS V2 4 R 47.0g 5.1
46
SR 50.0g 5.0
S 50.0g 5.0
X 53.0g 4.9
The ATTAS V2 5 R 54.0g 4.3
SR 55.0g 4.3
S 56.0g 4.2
SX 58.0g 4.2
X 59.0g 4.2
The ATTAS V2 6 SR 64.0g 3.1
S 66.0g 3.1
SX 68.0g 3.0
X 69.0g 3.0
The ATTAS V2 7 S 75.0g 2.9
X 76.0g 2.8

 

名作を進化させた、新時代のど真ん中調子モデル。

トッププロ達が認めたThe ATTAS。最大の特徴である「クセのないしなり感」を継承しつつ、よりニュートラルな剛性分布に再設計しました。
プロ・アマ問わずクセがなくタイミングが取りやすい、名器を進化させた究極の中調子です。

先端部に、4軸カーボンシートと、高弾性・高強度の「トレカ®M40X」をダブルで採用することで、先端部の挙動を抑えつつ心地よい打感を実現しました。高めの先端剛性により、慣性モーメントの大きいヘッドでは当たり負けを防ぎ、操作性の高いヘッドでは操作性を損なわず、プレイヤーの意思をダイレクトにボールに伝えます。

TheATTASでも採用していた高弾性シートと、新たに異なる種類の高弾性シートを加えたダブル高弾性設計にすることでトルクを強化しました。ニュートラルな剛性分布はそのままにロートルク化することで、キレのある振り心地を実現しました。

※UST Mamiya Japan社ホームページより引用

 


「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」試打開始です!

今回は、ジオテックゴルフの「GT9 SLE」ドライバー(カチャカチャ式)の9.5度を使用して試打を行いました。

【ヘッドのご紹介】

ジオテックゴルフ GT9 SLEドライバー
"圧倒的な飛び+やさしさ"シャフトアダプタ式の最新モデルで、広いスイートエリアと高いエネルギー伝達効率、拘りの打感で、高い評価を頂いています。ゴルフ体験主義の記事は、コチラ>>>

 

試打結果は、こんな感じでした。

ボール初速 68.26 m/s
打出角 17.1 度
バックスピン 1418.4 rpm
平均飛距離 275.7 ヤード
最大飛距離 278.7 ヤード
飛距離のブレ 4.3 ヤード
方向性のブレ 14.4 ヤード

※試打の平均データです

弾道を見て頂くとお分かり頂けると思いますが、ストレートからややドローで安定して、ストーレートボールはエグイ感じでストレートになっているのがお分かりいただけると思います。

流石、「どまっすぐ。」


【ゴルフおじさん】的な試打レポート(めっちゃ主観です)

ここからは、実際の試打の感想をじっくり書いていきたいと思います。

いきなりですが、改めて言いますが、これから書く事は、私(ゴルフおじさん)が感じた個人の感想(めっちゃ主観)ですので、間違っている事も多分にあるかと思いますが、それを踏まえて読んでいただけると幸いです。

ワッグルして、ウオーミングアップで最初に打った瞬間から、「The ATTAS(ジ・アッタス)」を打った時と比べて(※数年前)

「感覚が全然違う・・・」

が、第一印象でした。

ここの違いを表現するのは難しいのですが、「進化」ではなく、「変化(変更?)」に感じました。
誤解を恐れずに表現してしまうと、上記の「ATTASシリーズ POSITIONING MAP」では、「The ATTAS(ジ・アッタス)」も「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」も同じ、中央に位置付けられていますが、それぞれの生い立ち(ベース?)が違うと言ったらいいのか・・・

「The ATTAS(ジ・アッタス)」は、「ATTAS KING」や「ATTAS-T2」から、クセを無くして中央に・・・

「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」は、「ATTAS PUNCH」や「ATTAS3(三乗/参上)」から、クセを無くして中央に・・・

振った印象は、どちらもクセが無く非常に素直な事には変わりないのですが、The ATTAS(ジ・アッタス)は「弾く」The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)は「粘る」様な雰囲気を感じました。

とは言っても、2本のシャフトの差は非常に少ない両者共に、クセが無いシャフトである事には変わりありません。

 

前置きが長くなりましたが・・・

ボールの打ち始めて最初に感じた事は、「打出しが高い」ことと、「やや右に打ち出す」でした。

「打出しが高い」事は、他のシャフトと比べて1度~1.5度程度打出しが高い傾向があり、その分やや飛距離をロスしている様に思いました。今回の試打としては、私(ゴルフおじさん)には、今回のテストシャフト(6S)が、ややアンダースペックであった為、飛距離をロスしてしまっていると考えると、それでも平均飛距離275.7ヤードを記録したのは、驚異的だと思います。「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」のポテンシャルの高さを見た気がします。

「やや右に打ち出す」事は、私(ゴルフおじさん)的には非常に安心できる材料でした。やや右に打ち出してドローを打つ事も出来る上に、つかまえに行ってフェードを打ちやすいのが、何よりも私(ゴルフおじさん)にとっての、ここ数年のシャフトに感じていた不満(個人的な感想なので、お許しください・・・)を、払拭してくれたのが本当に「打ちやすいシャフト」と感じました。

また、何と言っても「クセのなさ」から来るものだと思いますが、打点が安定(特に縦方向 なぜかは分かりませんが・・・)してくれるので、結果的に飛距離の誤差も非常に少ない4.3ヤードと言う結果にもつながったと思います。この特性を利用すれば打点の打ち分け(高低)がしやすいので、打出し角を抑える事もしやすいので、より実践的なコースマネジメントのしやすさに繋がってくると思います。

振っている感覚も、やや粘る様な挙動はありながらもヘッドが何処にあるかを感じやすいので非常に再現性が高く、ピーキーな印象を感じさせない程度の適度な剛性感があるので、多くのゴルファーが振りやすさを享受できると思います。

めっちゃオススメです・・・小声で・・・


【ゴルフおじさん】的、こんな方にオススメ!

シャフトに飛距離性能を極端に求めず、平均飛距離とスコアを追い求める全てのゴルファー(言い過ぎかな?)にオススメ出来ると思います。

とは言っても、もう少し深ぼってみます・・・

・キャリーと方向性を高い次元でバランスしたいゴルファー。
・飛距離よりもフェアウェイキープ率を重視するゴルファー。
・飛距離は十分だが、安定感でお困りのゴルファー。
球筋を打ち分けてコースマネージメントしたいゴルファー。

「The ATTAS V2(ジ・アッタス ブイツー)」は、多くのゴルファーが、ショットの質を、高い次元でバランスしてくれるシャフトだと思います。


 

USTマミヤ公式ホームページ https://ustmamiya.co.jp/

ジオテックゴルフ公式ホームページ:https://www.geotechgolf.com/

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ABOUTこの記事をかいた人

ゴルフおじさん

ゴルフが好きで、ゴルフ業界の仕事に就くほどのゴルフバカです。 GeotechGolfのホームページ管理者をする傍ら、ゴルフクラブの飽くなき探求をする事を、生業としています。 平均スコア:85前後 ヘッドスピード:47m/s 得意なクラブ:8番アイアン クラブ組立レベル:マイクラブは作れる程度 ※時折独自の意見を展開するので、温かい目で見守っていただけると幸いです。