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シャフトの基礎知識【スペックの意味】
ゴルフクラブのカタログや、シャフトのカタログによく見かける、「キックポイント」や「トルク」などいろいろと専門的な用語が出てきます。
その用語の説明と、かんたんな特性の読み取り方をお話しします。
シャフトのスペックは?
クラブを選んだり、シャフトを選ぶ際に必ず見かけるスペック。
代表的なものに下記の様なものがあります。
- フレックス
- 重量
- 長さ
- トルク
- キックポイント(=調子)
- CPM
- チップ径・バット径
それでは、個別にお話しさせていただきます。
フレックス
一般的にはアルファベットで、軟らかい順にL・A・R・S・Xがあります。
中間的な硬さを表記する場合には「SR」、「XS」などの場合もあります。
※その他の表記で多くみられるのは、「S200 / X100」,「5.5 / 6.5」 など
男性ゴルファーは、Rフレックス、Sフレックスが多く、女性はLフレックスが一般的です。
余談ではありますが、「Lフレックス」はレディース用として多く認識されていますが、
元来、「しなやかな」という意味の英語、Limber(リンバー)の頭文字から来ています。
重量
ドライバー用では非常に軽い20g台のシャフトから、ロングヒッターのプロが使用するような90gを超えるような重量があります。
アイアン用は、一般男性用で90g~130gが中心で、最近では更に軽いスチール製のシャフトも発売されているので、人気が出てきています。
クラブを組立てる際に、クラブの長さに合わせて切断する為、実際にクラブになった状態でのシャフト重量は軽くなります。
長さ
シャフトがどのクラブ用に作られているかがポイントになります。
ドライバー用では46~47インチ、フェアウェイウッド用では42~44インチが多く、アイアンでは、番手に合わせて長さが違う「番手別設計」が主流になっています。
トルク
シャフトの先端から30~40mmの部分の「ねじれ度合」を数値化したものです。
数値が大きくなるほど、ねじれやすく、一般男性ゴルファーが使用するシャフトは、3.0~5.0が多くなります。
この数値は、シャフトに一定の負荷をかけた際の、ねじれた角度を表しているため、単位は「度」になります。
キックポイント
調子とも表現されるスペックで、シャフトが最もしなる箇所を表しています。
表記としては、ヘッドよりがしなるものから、先・中・元などがあります。
先調子の方が弾道が高くなりやすいと言われています。
CPM(振動数)
フレックスとは別の硬さを表す指標のひとつです。シャフト先端に規定の重量(200g)を取り付けて、振動させた際に1分間に何往復するかを表したものです。数値が高いほど硬く、数値が低いほど軟らかいです。
フレックスはメーカーや重量対によって同じSフレックスでも硬さが違うこともありますが、CPMは機械的に計測した振動する回数そのものなので、フレックスの様な差は少なくなります。
但し、短いシャフトの方が数値は大きくなるので、長さが違うと比較が難しくなります。
チップ径・バット径
シャフト先端(チップ)と末端(バット)の外径を意味する寸法です。
チップ径はヘッドに挿入する関係で概ね統一された外径になり、バット径はシャフトにより違いがあり、最近は多くありませんが中には極端に太い「ビッグバット」と呼ばれるものがありグリップも専用のものを使用するシャフトもあります。
ヘッドタイプ | チップ径 | 備考 |
ドライバー | 8.5mm | 以前は9.0mmのドライバー用もありましたが
現在は少なくなっています。 |
フェアウェイ | ||
ユーティリティー | 8.5~9.4mm | アイアンタイプとウッドタイプがあるので、
ヘッドの内径を確認する必要があります。 |
アイアン ウェッジ |
9.0mm | 番手別設計シャフトに多いテーパー(先細り)が
多いですが、中には9.4mmのパラレル(ずん胴) のものもあります。 |
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