流行のシャフトを徹底試打「Speeder SLK」編

業界で話題の画期的な、Speeder SLK

昨今のドライバーは45~46インチくらいが大半だと思います。ただ、その長さだと「ミートさせられない」・「ショットが安定しない」・「速く振れない」など不満を持つゴルファーが多くいます。そこで、フジクラシャフト(藤倉コンポジット株式会社)が、そんなゴルファーの救世主的なシャフトを送り出してくれたのが、「Speeder SLK」です。
ゴルフおじさん(私)的にも注目のシャフトだったので、「Speeder EVOLUTION VI(スピーダー エボリューション 6)」と比較試打を行いましたので、レポートさせて頂きます。

※過去のEVO6の記事はコチラ>>>

ちょっと余談になってしまいますが、あともう一つゴルフおじさん(私)的に気になっていた、この「Speeder SLK」と言う商品名です・・・
「SLK」が何の略なのか、気になって今日も眠れない(笑)ので、勝手に予想してみました。

S:ショート(SHORT)
L:レングス(LENGTH)
ここまでは、多分あっているだろうと推測しますが、問題は最後の「K」です・・・
K:キング(KING)、カイザー(KAISER:皇帝)、キーノート(KEYNOTE:基調)、クラブ(CLUB 「Cじゃないか!」とツッコミ覚悟で・・・

など、思いを巡らせてみましたが、確信を持てるものは思いついていないです。

※ここに関しては、メーカー様にお聞きできましたので、ページの最後に回答を書いておきます。皆さんも考えてみてください。

ちょっと脱線しましたが、しっかりシャフトの事を見ていきたいと思います。

「Speeder SLK」メーカー公式サイト


「スピーダー SLK」って、どんなシャフト?!

 

モデル フレックス 重量 トルク 調子 レングス
Speeder SLK 4 R 46.5g 7.2
45
S 48.5g 7.1
Speeder SLK 5 R 56.5g 6.1
S 58.5g 6.0
X 62.0g 5.9
Speeder SLK 6 S 66.5g 5.1
X 71.0g 5.0

 

スピーダーらしい振り心地をそのままに短尺化でミート率、直進性が大幅UP
クラブを短尺化するとミート率や直進性などが高まるメリットがあります。 一方、バランスが軽くなって振り心地が変わる、シャフトが硬くなる、球が上がりづらいなどのデメリットがあるのも事実。 そこで、金属管複合「MCT」をウッド用シャフトに採用し、一般的なシャフトより1インチ短くても同様のバランスに仕上げることができます。 また、マルチフーププライ積層やハイトルク設計、太径化などでデメリットを排除。 「スピーダー」らしい軽快な振り心地を実現しています。

※藤倉コンポジット社ホームページより引用

 


「Speeder SLK」v.s.「Speeder EVOLUTION VI」試打開始です!

今回は、ジオテックゴルフの「GT9 SLE」ドライバー(カチャカチャ式)の9.5度を使用して試打を行いました。

【ヘッドのご紹介】

ジオテックゴルフ GT9 SLEドライバー
"圧倒的な飛び+やさしさ"シャフトアダプタ式の最新モデルで、広いスイートエリアと高いエネルギー伝達効率、拘りの打感で、高い評価を頂いています。

ゴルフ体験主義の記事は、コチラ>>>

 

試打結果は、こんな感じでした。

 シャフト SLK 6(S) EVO6 661(S)
クラブレングス 44.75インチ 46.25インチ
バランス D2.0 D2.0
振動数 247 264
ボール初速 67.9 m/s 69.0 m/s
打出角 15.3 度  14.4 度
バックスピン 1835 rpm 1826 rpm
平均飛距離 273.4 ヤード 278.4 ヤード
最大飛距離 275.7 ヤード 280.9 ヤード
飛距離のブレ 4.4 ヤード 6.8 ヤード
方向性のブレ(最大) 14.7 ヤード 22.2 ヤード

※試打の平均データです

先ず最初に、お断りをしなくてはならないのですが、私(ゴルフおじさん)がゆったりとした切り返し(テンポがゆっくり)であるので、正直なところ「私(ゴルフおじさん)には、向いていないシャフト」を思って打ち始めましたが、結果を見て頂くと、いい意味で期待を裏切ってくれた内容になっていました。
上の写真だと伝わりにくいかも知れませんが、1.5インチ短いのは体感的に相当でしたが、ポテンシャルを感じることが出来ました。


【ゴルフおじさん】的な試打レポート(めっちゃ主観です)

一般的に「クラブが短い=打出しが低い」などと言われますが、弾道データを見ていくと全くそんなことはなく、むしろ「SLK」の方が高い打出角になっています。クラブは短くなると硬く(振動数が上がる)ものですが、上の表を見て頂くとわかりますが、SLKの方が振動数も低いので、長いクラブに似た適切なシャフトのしなり戻りが、打出角を上げつつ、バックスピンも抑えているんのだと思います。
ここまで書くと、メリットしかない様に感じてしましますが、私(ゴルフおじさん)の場合、短くなっていることでヘッドスピード低下という形でデメリットが生じてしまっています。このデメリットは、必ずしも現れるものではないのでスイングタイプによっては、逆にヘッドスピードが上がらないまでも、変わらないゴルファーも多くいると思います。

逆に、短い事のメリットを見ていくと、一般的にはミート率や方向性が良くなると考えられます。
私(ゴルフおじさん)の場合は、ミート率(ボール初速 ÷ ヘッドスピード)で、0.01の差しか生じませんでしので、ヘッドスピードの差がそのまま初速に出ている状態でした。
方向性(ブレ)は、最大値は大きくSLKに軍配が上がる形になっています。これは、感覚的に言うと3W(スプーン)で打っている感覚に近いので、狭いホールでも安心した印象をもってショットに臨める分、スコアに直結しやすい実践向きな印象を強く受けました。


【ゴルフおじさん】的、こんな方にオススメ!

試打の結果は、決して悪くなく「SLE v.s. EVO6」という意味では、引き分けな印象ですが、私(ゴルフおじさん)は、ゆったりと切り返すタイプのスイングなので、「Speeder SLK」の持ち味を最大限引き出せていないと感じてしまいました。短く組めるので、当たりまえかもしれませんが、「テンポの速い」ゴルファーにマッチすると思います。
例えば、「Speeder EVOLUTION」シリーズで言うと、奇数モデル(初代EVO、EVO3、EVO5)を使っているゴルファーには、意向はしやすいのではないかと思います。
また、少し前によく話に出ていた「ドライバー2本」のクラブセッティングが出来る方には、ややロフトがあるものを(11.5度や12度など)選択して、飛距離ロスを抑えつつ、方向性も取れるので、2W(ブラッシー)的に直ドラ的な使用もありかも知れません。


 

藤倉コンポジット公式ホームページ https://www.fujikurashaft.jp/

ジオテックゴルフ公式ホームページ(スピーダー SLK リストページ):https://www.geotechgolf.com/

関連記事:流行のシャフトを徹底試打「Speeder EVOLITION VI」編


ジオテックゴルフなら、各社のシャフトをラインナップしておりリシャフト(シャフト交換)なども承っていますので、ホームページを是非ご覧ください。

SLKの答え

S:ショート(SHORT)
L:レングス(LENGTH)
ここまでは、やっぱりあってました!(^^♪

最後の「K」は・・・

以前、「Fit on!-11」と言うシリーズの中にあったモデル名に準えているとの事でした。

 

 

これかなと思う写真を、探してみました。

これを当てられた方は、真のフジクラマニアですね!!



ジオテックゴルフホームページはコチラ

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ABOUTこの記事をかいた人

ゴルフが好きで、ゴルフ業界の仕事に就くほどのゴルフバカです。 GeotechGolfのホームページ管理者をする傍ら、ゴルフクラブの飽くなき探求をする事を、生業としています。 平均スコア:85前後 ヘッドスピード:47m/s 得意なクラブ:8番アイアン クラブ組立レベル:マイクラブは作れる程度 ※時折独自の意見を展開するので、温かい目で見守っていただけると幸いです。