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「Diamana WB(ディアマナ WB)」とは・・・
「シャフト徹底試打レビュー」徹底試打の2024年の第1弾は、2024年1月26日に発売になった、三菱ケミカル「Diamana WB(ディアマナ WB)」を取り上げます!
三菱ケミカルのシャフトとして、「TENSEI(テンセイ)シリーズ」と並んで人気の「Diamanaシリーズ」の最新モデルです。
なんと言っても、「Diamanaシリーズ」はミツビシシャフト(三菱ケミカル)を代表するシャフトブランドで、2004年から続く歴史の長いブランドです。
第1世代は、青マナ、赤マナ、白マナ(本名は、S、M、D)
第2世代は、カイリ、イリマ、アヒナ
第3世代は、B、R、W
第4世代は、BF、RF、DF、ZF
第5世代は、TB、PD、GT
待望の第6世代の1作目の
「Diamana WB(ディアマナ WB)」
です!
歴代のDiamanaは、1作目に青系(青マナ系)のニュートラルな特性のモデルをリリースしていましたが、今回は元調子の所謂、白マナ系のモデルを1作目に持ってきた当たり、何かいつもと違う決意の様な物を感じます。私(ゴルフおじさん)の一番の好物である白マナの試食(試打)を早速開始します。
「Diamana WB(ディアマナ WB)」って、どんなシャフト?!
モデル | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
Diamana WB 43 |
R2 | 43.0g | 5.5 | 元 |
R | 44.5g | 5.4 | ||
SR | 46.0g | 5.4 | ||
S | 47.0g | 5.3 | ||
X | 48.5g | 5.3 | ||
Diamana WB 53 |
R | 52.0g | 4.7 | |
SR | 53.0g | 4.7 | ||
S | 54.0g | 4.6 | ||
X | 55.5g | 4.6 | ||
TX | 58.0g | 4.6 | ||
Diamana WB 63 |
R | 60.0g | 3.2 | |
SR | 61.0g | 3.1 | ||
S | 61.0g | 3.1 | ||
X | 63.5g | 3.1 | ||
TX | 65.0g | 3.0 | ||
Diamana WB 73 |
S | 70.0g | 3.0 | |
X | 72.0g | 2.9 | ||
TX | 73.0g | 2.9 | ||
Diamana WB 83 |
S | 80.0g | 2.7 | |
X | 82.5g | 2.7 | ||
TX | 83.5g | 2.7 |
世界最高峰の舞台で闘うトッププレーヤーが求める性能をそのまま製品化することをコンセプトとして誕生した三菱ケミカルのフラッグシップブランド「Diamana」。多くのゴルファーの支援をいただき、Diamanaは立ち上げてから20年を迎えることが出来ました。
Diamana WBシリーズはDiamanaブランド第6世代の記念すべき一作目となり、元調子に求められるしっかりとした振り抜きと強弾道を導くシャフトです。第5世代まで塔載していた先端材料に加え「New Tip Technology」によって先端部の捩れ量を最適化。コスメはこれまで定番としていたIP調から一新されたマットフィニッシュを採用。アスリートライクな装いに磨きをかけて新登場です。
※三菱ケミカル社ホームページより引用
スペックから読み取れる部分としては、Diamana WSと同様に、重量がやや軽い(WB 63/Sで、61.0g)ので、同じ重量帯の他社のシャフトより少し軽い事を考慮する必要があると思います。
「Diamana WB(ディアマナ WB)」試打開始です!
今回は、ジオテックゴルフの「GT9 SLE」ドライバー(カチャカチャ式)の9.5度を使用して試打を行いました。
【ヘッドのご紹介】
ジオテックゴルフ GT9 SLEドライバー "圧倒的な飛び+やさしさ"シャフトアダプタ式の最新モデルで、広いスイートエリアと高いエネルギー伝達効率、拘りの打感で、高い評価を頂いています。 |
試打結果は、こんな感じでした・・・
ボール初速 | 68.38 m/s |
打出角 | 14.74 度 |
バックスピン | 1,684 rpm |
平均飛距離 | 276.9 ヤード |
最大飛距離 | 280.0 ヤード |
飛距離のブレ | 5.3 ヤード |
方向性のブレ | 5.9 ヤード |
※試打の平均データです
全てのショットが、軽いドロー回転(平均200rpm)で、打出し角は、私(ゴルフおじさん)的にはやや低い弾道ではありましたが、打出し角のブレが小さく、全てのショットが±0.3度の中に納まっている再現性の高さは、特筆ものであったと思います。私(ゴルフおじさん)のレベルでここまでそろうのはあまりないです・・・
【ゴルフおじさん】的な試打レポート(めっちゃ主観です)
【見た目・コスメについて・・・】
歴代のDiamanaのIP(ミラーの様な)から、大きくイメージチェンジされた、マットブラック(全長)。手元にデザインされた、ハイビスカスが「Diamanaっぽい」感じです。
今までのDiamanaシリーズもいい感じですが、引き締まった印象のデザインで、「Diamana使ってま~す」感じが、私(ゴルフおじさん)的には、チョベリグです!!
【ワッグルしてみて・・・】
ここは誤解を恐れずに正直にいえば、「硬っ!」って思いました。実際には硬いとは違って、張り感強い印象です。
硬い?硬くない?ううううううん(硬いとは意味が違うんですが、伝えにくい・・・ 語彙力の無さが悲しい・・・)
更にワッグルしていると・・・ 手元の軟らかさも感じるような、先端も??
この時点では、ゴルフおじさんにはシャフトの真価を理解できていなかった・・・
【実際に打ってみて・・・】
やっと、大好物の試食(試打)スタートです(^^♪
まずは、ウオーミングアップ程度に軽く数発打って行くと、ワッグルした際に感じた張り感は、打ってみても感じますが、思った程、ピーキーなわけでもなく、シャフト自体の動きを感じることができ、ヘッドを押し込む様な厚いインパクトの予感がしました。
ここから、本気モードの試打に入ります!
結果から言うと、
硬派な飛び系シャフトだと思います!
ワッグルの時、感じられていなかったものですが、手元の軟らかさと先端の程よく動く挙動が、絶妙な設計から全く違和感なく(感じ取れない)接合された様な感じで、全体的に見た時に剛性のコントラストが小さく、手元でタイミングを取りやすく、全体的にクセが少ないフィーリングを張りとして感じていたのだと思います。
んん?! で、ここで思ったのが、「W(白マナ)」 + 「B(青マナ)」 それで、WBなんだと・・・
白マナに青マナの良いところを融合させて、まさに次世代のDiamanaを感じました・・・
※↑完全に私(ゴルフおじさん)の妄想です。
いきなり、脱線気味ですが・・・
白マナ系らしい、シャフトの手元寄りでタイミングの取りやすい感じがありながら、適度にヘッドを押し出してくれるので、球をつかまえる度合いの調整がしやすく、球筋の打ち分けと飛距離性能が非常に高い次元でバランスされています。また、シャフト全体としての張り感として感じるだけあって、スイング中にヘッドの場所が分かりやすく、コントロールもしやすいです。そこの狙いとしては昨今の大型ヘッドへの対応を意識した設計だと思います。
私(ゴルフおじさん)的には、ちょっと右に打ち出して軽いドローを打って行くのが安定させやすく、ドローと言っても僅かなので、ターゲットまで戻り切らず落下地点はターゲットやや右になるので、本当に左へ行く心配なく安心して打っていけました。
よく「左が怖くない」というと、「右に飛んで行ってしまう」ようなものが多いですが、つかまえられるにも関わらず左が怖くないので、
まさに・・・
Diamanaここにあり!
と言った感じです。
【ゴルフおじさん的、似ているシャフトは・・・】
ちょっと、反対意見がでそうではありますが、しいて言えば、「Diamana TB」を武骨な感じにしたイメージではないかと・・・
※私(ゴルフおじさん)の勝手な感想です・・・
【ゴルフおじさん的、魅力的なポイント・・・】
- タイミングが取りやすくインパクトの再現性が高いこと。(リズムがゆったりなゴルファーほど)
- 想定出来ない様な過度な動きをしないこと。
- 厚いインパクトで、初速がしっかり出ること。
【ゴルフおじさん的、要注意ポイント・・・】
- 小ぶりなヘッドや、重心が短いヘッド(FWなど)には、敏感過ぎにならない様にフレックス選びを慎重に。
- 硬派で武骨なシャフトなので、無理したスペックは選ばない。
- 弾道がやや低くなる可能性があるので、ヘッドとの相性に注意。
【ゴルフおじさん】的、こんな方にオススメ!
ちょっと歯ごたえのあるシャフトですが食わず嫌いせずに、是非多くのゴルファーに是非試して欲しいです。
・しっかり振って球筋を打ち分けたいゴルファー
・球筋問わずに左へのミスを軽減したいゴルファー
・シャフトに余計なことは、し過ぎないで欲しいゴルファー
こんなゴルファーに特におすすめできるシャフトだと思います。
三菱ケミカル公式ホームページ https://www.mitsubishichemicalgolf.jp/
ジオテックゴルフ公式ホームページ:https://www.geotechgolf.com/
ジオテックゴルフなら、三菱ケミカル社のシャフトをラインナップしておりリシャフト(シャフト交換)なども承っていますので、ホームページを是非ご覧ください。