2021年!獲れたてシャフト徹底試打【秋の陣】「SPEEDER NX(スピーダー NX)」編

「次世代型」SPEEDER NX(スピーダー NX)シリーズは・・・

「2021年!獲れたてシャフ徹底試打【秋の陣】」の第2弾は、2021年9月16日発売の、「SPEEDER NX(スピーダー NX)」を取り上げます!

何といっても、フジクラシャフト(藤倉コンポジット株式会社)のフラッグシップモデルである、「スピーダー Evo」シリーズが8年ぶりになるブランドチェンジして生まれたのが「SPEEDER NX(スピーダー NX)」。
女子プロゴルファーの使用も多く、各メディアでも取り上げられることが多くなっているこのシャフト。このブログを見て頂いているゴルファーなら誰しもが気になるシャフトだと思います。(私だけでしょうか?!)

そんな話題になる事、必至のシャフトを発売前に、メーカー様にご協力頂きまして、徹底試打を行ってみました。

気になる、「ベンタス(VENTUS) 」との比較や、他社製品との比較も合わせて行ったので、その辺は別の記事でご紹介させて頂きます。


「SPEEDER NX(スピーダー NX)」って、どんなシャフト?!

モデル フレックス 重量 トルク 調子
SPEEDER NX 40 R2 45.5g 6.0
R 47.0g 5.8
SR 48.5g 5.8
S 50.0g 5.8
SPEEDER NX 50 R 51.5g 4.8
SR 53.0g 4.8
S 54.5g 4.8
X 56.0g 4.7
SPEEDER NX 60 SR 62.0g 3.3
S 63.5g 3.3
X 65.0g 3.2
SPEEDER NX 70 S 73.0g 3.0
X 74.5g 3.0

 

シャフト概念を覆す新設計で振りやすさと飛距離性能を両立

「SPEEDER NX」は、EI分布上は中調子に設定され、振りやすさを演出したモデル。
しかし、その一方で新技術「VTC」で先端と手元のトルクを締め、フェースターンしやすく、アッパーブローでインパクトしやすい挙動を実現。中調子のタイミングの取りやすさ、安定性を維持しながら、しっかりと球がつかまり、高初速・高弾道が打てるモデルに仕上がっている。

※藤倉コンポジット社ホームページより引用

 


「SPEEDER NX(スピーダー NX)」試打開始です!

使用ヘッドは、ジオテックゴルフの「GT9 SLE」ドライバー(カチャカチャ式)の9.5度を使用して試打を行いました。

【ヘッドのご紹介】

ジオテックゴルフ GT9 SLEドライバー
"圧倒的な飛び+やさしさ"シャフトアダプタ式の最新モデルで、広いスイートエリアと高いエネルギー伝達効率、拘りの打感で、高い評価を頂いています。ゴルフ体験主義の記事は、コチラ>>>

 

また、今回からはちょっと目線を変えて、弾道計測器を「スカイトラック」を使用して計測しています。過去の計測結果と絶対値での比較は、ご容赦ください。
追伸:現在スイング改造中でドロー回転が多く、飛距離が伸びています。スイング改造が完了すれば、従来のフェードに戻るつもりでいます・・・

【お詫び】今回、試打計測を行うにあたって、弾道計測器の設置(設定)を私が間違えていたために3~4度程度、左に打ち出している結果で表示されていますが、そこもご容赦ください。

試打結果は、こんな感じでした

ボール初速 70.56 m/s
打出角 15.66 度
バックスピン 2185.6 rpm
平均飛距離 296.18 ヤード
最大飛距離 301.1 ヤード
飛距離のブレ 7.8 ヤード
方向性のブレ 14.16 ヤード

※試打の平均データです

先端がやや硬く感じる様な気はしますが非常に素直な挙動なシャフトで且つ、ボールを押し込んでくれる感じがしっかり伝わってきて、試打した結果としてはしっかりつかまり、ドロー回転が強い弾道に見て頂けると思います。


【ゴルフおじさん】的な試打レポート(めっちゃ主観です)

今回の試打した印象ですが・・・

さすが、SPEEDER!!

何が「さすが」かと言うと、ワッグルしていて硬い?(先端?)と思わせる感じで、ヘッドが上ずる(トーダウンが少なさそう)感じすらする印象なんですが、

「SPEEDERとは、こうあるべきです!」

と、メッセージがしっかり伝わってくる様に、ボールを押し込む感じが「ベンタス(VENTUS)」的な部分も感じながらも、ゴルファーとシャフトが共同作業で50%ずつ押し込む役割を果たして、インパクトからボールフェースを離れるまで、ボールを感じながら打ち出して行けました。振っている満足感と、実際の振り抜きの良さが高い次元でバランスされていると思います。
兎に角、その違い(今までのシャフト)とは違うのは、ワッグルでも感じられるほどで、どんなゴルファーでも振り切りやすさは感じられると思います。これは、メーカー様もご説明している通り、シャフトの部分部分でトルクを変えて設計している事から来る、ゴルファーへのフィードバックを、必要なものだけ感じさせてくれているのはないかと思いました。

でも、誤解が恐れずに言うと、私(ゴルフおじさん)的には、前述の通りドロー系のスイングになっている状況もありますが、許容範囲ぎりぎりではありますが、ドロー回転が多くかかりやすいシャフトに感じました。ここは「ベンタス(VENTUS)」シリーズとのすみ分けをしっかりしている、豊富なラインナップからしっかり個性を出した設計をしているのだと感じます。


【ゴルフおじさん】的、こんな方にオススメ!

今回の試打では、私(ゴルフおじさん)的にはドロー傾向が強かったので、ショットがややバラけてしまっていますが、初速、バックスピン、打出し角は安定度が高いので、SPEEDER EVOシリーズの奇数(Evo3,Evo5,Evo7)が合うゴルファーにはもしかしたら最強の1本になるかもしれません!!

また、打点のブレがやや多いゴルファーにとって、シャフトが補正してくれるとまで言いませんが、スイングの流れの中でもインパクトを作りやすい様な感じがあるシャフトだと思うので、ゴルフをレベルアップするのに、強い味方になってくれると思います。

但し、シャフトがヘッドを上に持ち上げようとする挙動を感じるので、レベルからダウンブロー気味にインパクトを作りたいゴルファーには、SPEEDER NX(スピーダー NX)ではなくて、ベンタス(VENTUS)シリーズをオススメします!


 

藤倉コンポジット公式ホームページ https://www.fujikurashaft.jp/

ジオテックゴルフ公式ホームページ:https://www.geotechgolf.com/


ジオテックゴルフなら、藤倉コンポジット社のシャフトをラインナップしておりリシャフト(シャフト交換)なども承っていますので、ホームページを是非ご覧ください。



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ゴルフが好きで、ゴルフ業界の仕事に就くほどのゴルフバカです。 GeotechGolfのホームページ管理者をする傍ら、ゴルフクラブの飽くなき探求をする事を、生業としています。 平均スコア:85前後 ヘッドスピード:47m/s 得意なクラブ:8番アイアン クラブ組立レベル:マイクラブは作れる程度 ※時折独自の意見を展開するので、温かい目で見守っていただけると幸いです。